TALK, TOKYO GIRL

【口下手だからこそ気づく、会話の小ワザ、話し方テク。】会話上手になりたい!教養と話術に長けた女子を目指して、この東京をしたたかに生きる。働くアラサー女子、日々奮闘!の実録。

「かわいいだけの女子」は飽きる。「話せる女子」になろう。

これ、わたしが社会人6年目くらいになって、ようやく気付いたこと・・・。もうちょっと早く気づきたかったな、ということです。

 

女子は(少なくともunder25歳くらいまでの私は)、女の子は、かわいくて、ファッションセンスもよくて、とびきり洗練されていて、聞き上手なことが価値なんだろうなーと思っていたのです。そして、男性の会話を立てること(例えば相槌が自然なタイミングで打てるとか、相手の話を引き出す質問ができるかとか)がすべてだとも思っていた。


だから、特に後半の話の聞き方を意識し、男性陣とも接していたんですね。いかに気持ちよく話してもらうか。まあ、これは、20代後半くらいまではうまくいった。

 

しかし、とある尊敬する起業家の人と初めて会って、何度か話す機会があったときに、まあびっくりするほど毎回盛り上がらない。これまでの質問攻撃が通じない。「おかしいな・・・」そして、ようやく気付いたのです。人としては、誰かと過ごす時は「話せて」なんぼ。話すことが、相手へのおもてなしにつながるということに。。

 

その人は、「話す相手からの生の情報」を心から求めていたのです。
聞き上手でいられることよりも、その人がどんなことを考えていたり、何に興味を持っていたり、はたまた周りで何が起こっているかを話してくれることを期待していたように思う。


場が沈黙した時に、自分の最近のニュースを端的に話せるか?
「相手が知りたいな」と思ったことを、自分から積極的に情報提供できるか?
いまのコミュニティ、社会、そして世界で何が起こっているのかに関心を持てているか?

 

それを「ちょうどその時」話しているネタからつなげて、柔軟にコミュニケーションをとっていく。
ついつい会話がとまったり、おも出せないことが増えると「なんだっけ」とスマホに頼りがちですが、対面で相手を見ながら会話をすることは、それこそが愉しみでもあると思う。

頭を使いつつ、相手にギフトの気持ちでハッピーな話や情報を話したいなあ。

盛り上がる場に欠かせない「中心人物」を観察してみた。

私の友人で、この人がいると必ず場が盛り上がる!というキーパーソンが、各コミュニティに1、2人いる。

 

だいたいそういう人は共通していて、男女ともに声が大きくて、自信に満ち溢れていて、その場にいる全体に目配りをしていて、総じて華やかだ。その人がその場にいるだけでぱっと周りが明るくなり、なんだか「いい場」になるのである。

(基本わたしはベースが口下手なのでこういう人はいつも羨望の眼差しだ。書いていて改めていいなあ)

 

私の学生時代のクラスメートにも、そういう人がいる。

そんな人の傾向を、因数分解してみた・・・!

 

□よく笑う

基本笑いの沸点は低め。なんとなく静かな場でも、笑い声が響くと「なんとなく楽しそうな場」になる。

みんなと作る場は、この「楽しそうな感」(感、くらいでいい)大事。

 

□突っ込みどころに敏感である

冷静になってみると変なこと、つい出た言い間違い、そして場を和ませるあえての「ボケ」を絶対にスルーしない。

みんなを盛り上げようと勇気を持ってボケた際の、スルーダメージは計り知れません。。

(このあたりのボケ&ツッコミ論はあらためて書きたいところです)

 

□いじれる対象を知っている

目立つリーダー格の人が数人いるなら、だいたいその傍らに1、2人、いじられることが快感な人がいるもの。

そういうのができる人は、年上でもぱっと見コワモテな人にも臆せず「○○に似てますよね」とか「変ですよ」とか、ざくっと切り込んでいく。

総じて、タイミング&内容さえミスらなければ、そういうのって結構喜ばれるものなんだよなー。

 

□そこにいる場の人へ”パーソナルな情報”の振りができる

「先月の○○の旅行どうだった?」

「結局悩んでた○○、買ったんですか?」

など、その人が答えやすい、かつちゃんと前情報を記憶して盛り上げる。まわりの人も、「あ、そうそう!そんなこと、その人言ってた~!(忘れてたけど)」くらいの温度感のものだけど、これができるかできないかで盛り上がり度は全然違う気がする。

やっぱり相手のことを覚えている、って、それだけで愛です。

 

 

以前、「ハーバード宴会術」という本も近しい内容があったようなきがするんだけど、名幹事は、飲み会という場(ステージ)で、全員を参加者にする。巻き込む。そして参加者のパンツを脱がせる!・・・と、対面のコミュニケーションを通じて深まる縁は、やっぱりネットにはできないなあ。と思う。(から、最終的にはリアルの場の会話を楽しむために、このブログを書いている)

 

 

頭の中にいろんなこういうことができる話の中心の人を浮かべてみたけど、総じて極めて愛されキャラで、その場のコミュニティに必要不可欠な人だったりするんですよね。

 

その多くは天性の人たらし、なのかもしれません。

それでも、そんな人たちの「傾向」を因数分解しつつ、どれならできるのか、何を心がければいいのかはきっとできること。そのうちの1個から、そして次の会話から、いつもチャレンジしてみたいな、と密かに思っているのでした。

「超速でインプット」をせよ。

 

この間、尊敬する先輩と一緒に、とあるビストロにご飯にいった。


カウンター席でワインを頼んでから、今週もお疲れさま、と一息ついたと思ったら、そこから約2時間、ひたすらに出てくる、出てくる、心ときめかせる話題の嵐。


今情熱を傾けている事業の話から始まり、つい先週オープンしたばかりで話題のジュースバーの話や、今をときめくスタイリストが手がける新規セレクトショップの裏話、知る人のみぞ知る小洒落たレストランのオーナーとのエピソード・・・などなど、「わたし」が生きている現実ではなかなか想像できない、最新のトレンドを凝縮し織り交ぜたエキサイティングな現実が、出てくる、出てくる。

あまりにも話が刺激的な上に貴重な話すぎて没頭し、せっかくのビストロで覚えているのは葡萄と舞茸のサラダと白のビオワイン、のみ。他、なに食べたっけ・・・。

 

で。

帰り際、その人と電車で一緒に帰ることができて、隣に座っていたときのこと。その人は何気なく携帯を取り出して、Instagramを開いた。すると、そこから、

 

シャシャシャシャーーーーーーッ
(イメージ)

 

と、ものすごい勢いでタイムラインをスクロールしているのである。!?え、なに、見てないの?流してるだけ??

 

よくよく見ると、その人はしっかりと自分のフォローしている人たちの投稿をくまなく見ているのだ。よく見ていると、気になるハッシュタグは追いかけ、気になる人はすぐフォローし、行きたいお店は保存をしている。それを、神業で1秒のうちに10枚くらい(イメージ)超速でチェックしているのである。

 

莫大な情報を瞬時にインプット&自分にとっての取捨選択をして、自分の糧にしていく。そしてそれを自分で満足するために消費するのではなく、すぐ誰かに話して、誰かに有益な情報を提供してあげる。これこそ、情報の有機的な使い方!

もちろん使っているのはInstagramだけではなく他のアプリも駆使。食に関していえば、メモ帳にはエリア別に行きたいお店を貼り、好きなお店はgoogle mapでピンを刺し、食べログやrettyも横断的に使いこなして、自分のログもつけていく。

 

この世界に溢れる情報を、瞬時に自分の必要/不要でジャッジし、それでも自分の知識や情報として取り込んでいく。それは、今の情報に囲まれる毎日の必須スキルなのかもしれない。そして誰かと会話するなら、相手にとってプラスの時間にしたいもの。そのためには、常に相手より半歩先のことを取りに行く、そんな貪欲さが欲しい。


一流の人と渡り合うには、一流の量のインプットを。

先生、まだまだ修行が足りません・・・。 

愛すべき事件探し上手、になろう。

事件と聞いて、何を思い浮かべるだろう。良くないこと?ネガティブな話?

最近気づいたことは、"事件こそ、同じコミュニティ内で盛り上がる良質な話のネタ"なのだということ。

 


同僚の上司で、いつも、何か社内イベントがあるたびに「何か面白い事件ありましたか(ニヤリ)と訊く人がいる。

 


最初の頃は、はて、事件???と思っていたものの、何回も聞くにつれて、そうか、これは盛り上がる、共通の話題を楽しんで探してるんだ!と気づく。

 


社内イベントで、仕事中に、あらゆるシーンで起こる愛すべき「事件」。

 


誰かの思いがけないおもしろ一言。

みんなに愛されキャラをもつ人の驚きの行動。

本人は気づいてないけど周りの人はひたすら笑える不思議な癖。

いつもスマートな人から思わず出た迷言(名言)など。

思えば、関わる人をもっと知りたい、愛すべきいじりをしたい、という裏返しなんだと思う。

 


場をハッピーに変える事件で、毎日の会話をお茶目に彩ること。それは一緒に過ごす人に関心を持ち、一緒にいるひとを楽しませることにつながるもの。

 

相手の気持ちは考えつつも、いつもユーモア溢れる楽しみを見つけられる人でありたいな。

たとえる技術。

話の面白い人になりたい!!

 

密かな目標を叶えるべくここ数年で数百人の新しい人たちに会ってきた私。とにかく思ったのが、コレ。

どんなに大勢の中でいてもオーラを感じ、オープンマインドで人に愛され、接するすべての方をワクワクした気持ちにさせる人たちが、いるんです。

そう、面白い会話は、相手を幸せにし、人と人とをつなげ、人生を豊かにするのだ。

(まるでジャズのアドリブみたいなものだなって最近おもう)

 

そんなひとたちの多くが持っているのは、

「たとえる技術」!

連想力、表現力、そして教養から生まれるこれ。話の幅が、100倍に広がるような魔法の言葉!。このブログでも、折に触れて良い「例え」について書いていきたい。

 

具体的にどんなことかというと、最近あった例をいくつか挙げてみる。

 

●小洒落たインポートものの派手柄のスーツを着てドヤ顔をしていた男子

(一般的)「おしゃれな服だね~」

(話し上手)「なんかアメリカの司会者みたいないでたちだね」(愛すべきいじりを込めて)

 

●会社のリーダーが、実質その上司に振り回されているケース

(一般的)「自分で決められなくて大変だね」

(話し上手)「傀儡政権ってやつか・・」

 

●野菜の中に魚まるごと一匹が横たわっているあんまり美味しそうにない蕎麦

(一般的)「なんかインパクトある蕎麦だね」

(話し上手)「オフィーリアの死(※ミレーの絵)みたいな蕎麦だね」

 

ちょっとマニアックな例えばかりですが…(笑)

つくづく静かに聞いていると、話し上手は「すごい」「大変」その他一般的な形容詞を使わない。

聞いた物事に対して、違うものへ連想したり、歴史や芸能との共通要素を考え、自分なりの理解をし、豊かな想像力で違うものと結びつける連想能力があるのです・・・!

それってまさに、言葉のアート。

ただの瞬間が、一瞬で特別なものに変わるんです。

 

たとえるためには、この世界のたくさんの物事に関心を持ち、自分なりに理解することが必要。

そして、何かを目にした時、瞬時にそれを変換することができることで、自分の知識になったと思えるのだと思うの。

 

さて、どんな「たとえ」で人をはっとさせましょう。

毎日、ふと目に入った言葉、誰かから聞いたもの。地道に地道に、トレーニングして連想力を鍛えたい。

 

 

今日も感性をフル稼働して、1日を楽しもうと思います◎

「もしも」で日常をもっと楽しむ。

些細なことを見つけて会話を楽しむ「ネタ」にする。これ、たまに飛び抜けて上手い人がいるのだ。

 

とある友人男子との会話。


どうやら彼は女性が9割の会社に勤めていて、その会社内の女子が非常に「強い」らしい。

 

同じ会社の男子が圧倒されるくらい意見の主張もし、上司の言うことが納得できなければたてつき、見た目はオシャレで可憐だが、とにかくデキるひとたちばかり、だそうなのである。


普通なら、圧倒されたり、うざいよーとかなんか愚痴の一つでも出てきそうなのだが、そこで一言。
「こないだね、"もしも"チームのメンバーで社内の中で天下一武道会(※ドラゴンボールの格闘大会のこと)やったら誰が勝つかって盛り上がったんだよ〜」「それぞれ誰を戦わせに出すかって、いろんな人を勝手にキャラクター化して、勝手に楽しんじゃった〜(笑)」とのこと。

 ・・・まぁ、裏で例えられていた女子はたまったもんじゃないと思うのですが(笑)、つまりはこういうこと。

 

よく合コンで、「このなかで"もしも"、彼氏、お父さん、親戚、他人にするなら、誰!?」みたいなことをするとひと盛り上がりするように、現実にありそうでないことを「もしも」で想像しながら共有して楽しむ、は盛り上がる大きな題材だと思ったのです。

 

現実にあることや真面目ネタだけではなくて、まるで小・中学生のように、起これば楽しい"もしも"を駆使して、自分も人も思わず笑えるそんな話をしたら、現実をもっと楽しめるかも、と感じました。

 

 

とか言って、知らないところでたくさん例えられていたりして…(笑)。

ま、それもまた、一興。

上手な人に学ぶ、が鉄則。

もともとなんでこんなに話すことの楽しさってなんだろう?と考えるきっかけになったかといえば、同じ会社の先輩の会話がきっかけで。


とある時期から仲良くなり、その人の切り替えし、頭の回転が飛び切り早くて、話しかけて二言目にはすぐに笑いに代わる天性のトーク力があるひとだった。


息を吸うようにユーモアを混ぜ込み、どんなに固い場でも臆せずギャグを盛り込み、空気を作ってく。それはたぶん、いろんな人の気持ちを巻き込む(しかも時には空気を読まず)部活のキャプテンをやっていた、というのもきっと理由なのかもしれない。その人と話せば、どんな困った仕事でも大変な時期でもなんとなく乗り越えられた。

だから、自分もそんな空気を作れる人になりたい、と思っているのです。


そんななか見つけた記事。

やっぱりプロに学べ、が一番。

 

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「芸からは想像できない!武井壮トーク練習が本気すぎてかっこいい」

https://smartlog.jp/26490

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この文中にある「しゃべっただけでみんなが笑顔になるなんて、魔法使いみたいだと思った」は、心から納得。

 

これから仕事は娯楽になるとか、過ごしたい人との時間がきっと人生の中の分量として増えていくことを考えると、きっと「話すこと」はいつまでも人間の特権であり、人生の楽しみなんだと思ってる。

 


武井壮さんの本気度にはきっと勝てないけれど、好きなトーク番組とか、尊敬する人の喋りとか、変なプライド持たずにまるっと真似たり次使ってみたり、そんなことを繰り返してたらきっと話すのが上手になりそう、と思ったのでした。

 

 

* * *


冒頭に話した先輩とは、仕事もかなりご一緒しているのだけど、気づけばその先輩の話し方とか、口癖とか、間の取り方とかを無意識にコピーしている自分がいたりする。


身近なひとや「話のプロ」芸能人に楽しませてもらった瞬間を、そっとこっそり振り返って、今度は誰かを楽しませてあげられる、そんな人になれたらいいな。