TALK, TOKYO GIRL

【口下手だからこそ気づく、会話の小ワザ、話し方テク。】会話上手になりたい!教養と話術に長けた女子を目指して、この東京をしたたかに生きる。働くアラサー女子、日々奮闘!の実録。

「人たらし」であれ。

だいたいどの組織にも、愛されたりどこにいっても好かれる人が、いる。

 

万人に好かれる必要はないとは思う。コミュニティも働く場所も選べる今、その場所が自分に合わない、と思ったら、逃げた方が賢いときだってある。誰かに合わせて自分を縮こめるなんて、今の世界で生きてたら、絶対もったいないものだ。

 

それでも、「誰かに頑張って好かれようとする」ということと、「誰かを幸せにした結果好かれる」というニュアンスの差が、自分らしくかつ満たされて生きる中では、重要になると思うのです。
その後者であることが、人を幸せにする「人たらし」と呼べるんじゃないかって。

 

どこにでも、そんな人はいるもので。
そんな「人たらし」を観察してみた・・・!

 

まわりで見つけた、実録:人たらし。

 

・出かけて見つけたコーヒースタンド。これはセンスが良い!と思ったら、今コーヒーの企画をしている友人にすかさず紹介。自分のリコメンドコメントも添えて。


・すれ違った時、エレベーターを待っている時、ちょっとコーヒーを入れる時に隣になった時、など、瞬間の時間で一緒になった時、必ず沈黙を破ってくれる側の人。
(こういう瞬間って気まずい上に、瞬間で相手に話しかける一言にセンスが滲む)

 

facebookなどのSNSに載せていないのに、誕生日には毎年連絡をくれる。


・髪型、ファッション、メイク…相手の変化にすぐ気付いて、さりげなく伝えたり、さらりと褒める
(ただしこれは男性→女性の場合は、ネガティブに映る時もあるので割と注意が必要、笑)


・自分からいじられそうなグッズを身に付けて、あえての隙をつくる。
など、など。

 

よくよく考えてみると、この人たちは、常にいつ何時でも、しかも予想外の瞬間でも、自分が思うことよりも相手が何を考えているのかってことが、頭にあるのかもしれない。基本的には生きていく上の主語は絶対に「I」なので、そこのシフトには相当な意識改革がいるような気もする。


多くの人は、他の人と一緒にいても、自分が幸せになるために、何事にも全力を尽くしてしまうけど、この人たちは、ややもすればどんな瞬間でも「相手の幸せ」を叶えるための脳内シェアが高いように思う。

 

この思考のシフトをするためには、きっと必要なことが二つあって、
①自分がもうこれ以上ないってくらい、自分で自分のことを満たしてあげること
②その上で、毎日の中で自分のことを考えている時間を減らすこと
かなと思う。


自分で自分を幸せにできずにして、相手のことを幸せにはできないから、きっとより重要なのは①。

自分が好きなことを自分にしてあげる、自分の思っていることを素直に認めて発信できるようにしてあげる、自分に嘘をつかない。そう、十分な自己理解をした上でそんなことを続けていくことで満たされて、するとコップの水が溢れるように、気づけば自然と②になるのだと思う。


誰かを幸せにできる「人たらし」は、世界を救う。


どうせなら、好かれることを気にするより、誰かのことを幸せにすることに重きを置いて、生きたいね。

まずは、明日すれ違った誰かをニコっと笑顔に変えることから、はじめよ。